
「IPA ビールって苦そう…」と感じている初心者の方、多いんじゃないでしょうか。クラフトビールのお店でよく見かける「IPA」という文字。実はわたしも最初は同じように感じていました。でも、IPAはクラフトビール界の顔とも言えるスタイルなんです。知れば知るほど、やみつきになります。この記事では、IPAの基本から種類・選び方・飲み方まで、やさしく解説します。読み終わる頃には「今夜、試してみようかな」って思ってもらえるはず。
この記事でわかること
- IPAビールが生まれた、意外すぎる歴史の話
- イングリッシュ・アメリカン・ヘイジーの3タイプの違い
- 「苦いのが苦手」な初心者でも楽しめる選び方
- 今日から試せるおすすめ銘柄と合わせたい料理
IPA ビール初心者あるある!よくある疑問をまとめました
クラフトビールのメニューには、「IPA」「ヘイジーIPA」「ダブルIPA」…とずらりと並んでいることがありますよね。「とりあえず頼んでみたけど苦くて…」という経験をした方も多いはず。また、「好きな人はハマるって聞くけど、自分には早いかな」と感じている方もいるかもしれません。
でも、安心してください。IPAは「苦いだけのビール」じゃないんです。例えば、柑橘のようにふわっと甘く香るタイプもあります。さらに、ジューシーでほとんど苦みを感じないものまで存在します。正直わたしも最初は苦手でした。しかし、自分に合うタイプを見つけたら、すっかりハマってしまいました。
知っておくと100倍楽しくなる!IPAビールを理解する理由
IPA ビールを少し知っておくだけで、クラフトビールを選ぶ楽しさが広がります。なぜなら、IPAはクラフトビール界でもっとも種類が多いスタイルだから。日本のブルワリー(=ビール醸造所)の約9割がIPAを醸造しているというデータもあります。つまり、メニューの大半がIPAというお店も珍しくありません。
一方で、「苦手だから」と避けてしまうのはもったいないことです。そのため、タイプを知って選び方を覚えるだけで、自分好みの一杯にたどり着くのがグッとラクになります。まずは種類の違いを知るところから始めてみましょう。
そもそもIPAビールってどんなもの?基本をやさしく解説

IPAの正体はホップをたっぷり使ったエールビール
IPAとは「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」の略です。読み方は「アイピーエー」。最大の特徴は、「ホップ」を通常よりたっぷり使って造ること。そのため、華やかな香りとしっかりとした苦みが生まれます。アルコール度数は5.5〜7.5%が多く、飲みごたえも十分です。
ちなみに「ホップ」は、松ぼっくりのような形をした植物です。また、品種によって香りがまったく異なります。例えば、グレープフルーツ・パイナップル・ライチ・ハーブ・紅茶などさまざまです。つまり、同じIPAでもまるで別のビールのような個性が生まれるのがおもしろいところです。
名前に「インド」がある理由がおもしろい
IPAはインド生まれではなく、18世紀のイギリスで誕生しました。当時インドはイギリスの植民地でした。しかし、船でビールを届けると、長い航海の途中で腐ってしまう問題がありました。そこでイギリスの醸造家が考えたのが「ホップを大量に入れて防腐させよう」というアイデア。これが大成功し、インドにもおいしいままビールが届くようになったのです。
なお、ビールの苦みを示す数値に「IBU(=国際苦味単位)」があります。日本の大手ビール(ピルスナー)はIBU15前後です。一方、IPAはIBU40〜70程度のものが多くあります。ただし、ホップの香りとモルトのコクが支えてくれるので、数値ほど「ただ苦い」とは感じにくいのがIPAの不思議なところです。
初心者向け!IPAビールの主要3タイプを比べてみよう

① イングリッシュIPA|大人なハーブと紅茶の香り
イングリッシュIPAはIPAの本家、イギリスのスタイルです。イギリス産ホップを使うため、ハーブや紅茶を思わせる上品な香りが特徴。また、苦みはそこまで強くなく、モルトとのバランスが取れています。そのため、IPA ビール初心者としていちばんおすすめしたいタイプです。
② アメリカンIPA|グレープフルーツのような弾ける香り
現在、世界でもっとも飲まれているのがこのアメリカンIPAです。香りが華やかなアメリカ産ホップをふんだんに使います。そのため、グレープフルーツ・パイナップル・パッションフルーツのようなトロピカルなアロマがシュワッと広がります。また、苦みもしっかりしていて飲みごたえ抜群。「ホップの個性を全力で楽しみたい!」という方にぴったりです。
③ ヘイジーIPA(NEIPA)|見た目も味もジューシーなトレンド系
近年クラフトビール界を席巻しているのがヘイジーIPA(NEIPAとも呼ばれます)です。名前の通りビールが白くにごっています。さらに、口に含むとフルーツジュースのようにジューシーな甘みが広がります。苦みがおだやかなので、苦手意識がある方にこそ、まずヘイジーIPAから試してほしいと思っています。

IPA ビール初心者が今日からできる!楽しみ方ステップ

STEP 1|まずはヘイジーかイングリッシュIPAを選ぶ
「どれを選べばいいかわからない…」という方は、ヘイジーIPAかイングリッシュIPAから入るのがおすすめです。苦みがおだやかで、ホップの香りも楽しめます。例えば、ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」(アルコール度数7.0%・IBU60)は入手しやすく定番の一本。ただし、苦みをもっと抑えたい方は、ヘイジー系を選ぶといいですよ。
STEP 2|グラスはチューリップ型を使ってみる
IPAをおいしく飲むには、グラス選びも大事です。おすすめはチューリップグラスです。グラスの中で対流が生まれやすく、ホップのふわっとした香りが立ちのぼりやすい形状をしています。また、飲み口が広いので鼻から香りを感じやすく、IPAの魅力が何倍にも広がります。
STEP 3|温度は8〜10℃、冷やしすぎないのがポイント
IPAは8〜10℃くらいがもっとも香りを楽しみやすいとされています。しかし、キンキンに冷えすぎると香りが閉じてしまいます。そのため、冷蔵庫から出して3〜5分ほど置いてから飲むのがおすすめです。温度がほんの少し上がるだけで、香りがじんわりと変わっていくのを楽しめます。
STEP 4|合わせる料理はスパイシーなものを選ぶ
IPAには、カレー・タイ料理・唐揚げ・スパイシーなチーズなどパンチのある料理がよく合います。なぜなら、ホップの苦みとスパイスが互いを引き立て合うから。その結果、びっくりするほど飲みやすく感じるはずです。
まとめ
IPA ビール初心者の方に伝えたいのは、タイプによって苦みも香りもまったく違うということ。つまり、自分に合うタイプを知るだけで、IPAがぐっと身近になります。まずは苦みが穏やかなヘイジーIPAやイングリッシュIPAから試してみるのがいちばんの近道。グラス・温度・料理の3つを意識するだけで、一杯の楽しさがグンと広がります。
さらに、IPAの世界は飲めば飲むほど「次はこのタイプを」とどんどん楽しくなります。まず一本、勇気を出して選んでみてください。きっとその一杯が、クラフトビールの新しい扉を開いてくれますよ。
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では、またの記事でお会いしましょー!さあ、かんぱーい!
