セゾンビールとは?農夫が愛した夏ビールの正体5つ|初心者ガイド

Golden_saison_beer_poured_glass

セゾンビールとは、ビアバーで見かけて「これってどんなビール?」と気になったことはありませんか?たしかに名前は聞いたことあるけど、いまいち正体がわからない…そんな方も多いはず。実はセゾンビールとはベルギーの農家が夏の畑仕事のために仕込んだ「働く人のビール」がルーツなんです。そこでこの記事を読めば、セゾンビールの魅力と選び方のコツがまるっとわかるようになりますよ。つまりちょっとマニアックだけど、知れば知るほど飲みたくなる、そんな奥深いビアスタイルの世界へご案内します。

目次

この記事でわかること

  • セゾンビールとは何か、歴史と特徴がやさしくわかる
  • 他のビアスタイルとの違いがスッキリ理解できる
  • 初心者でも飲みやすいおすすめ銘柄3選がわかる
  • セゾンビールをもっと美味しく飲むコツがつかめる
  • セゾンに合う料理のペアリングがイメージできる

セゾンビールとは?よくある疑問・悩み

そもそもクラフトビールに興味を持ち始めると、「セゾンビールとは結局どんな味なの?」って気になりますよね。たとえばラベルに「Saison」って書かれていても、ピルスナーやIPAみたいに味の予想がつかない…そんな経験、ありませんか?

ちなみにセゾンビールでよく聞く疑問は、だいたいこの3つに集約されます。つまり「どんな味?」「IPAとどう違うの?」「どうやって選べばいいの?」という3つ。
確かに名前はおしゃれだけど、いざ買おうとすると情報が少なくて迷う、というのがリアルな悩みどころ。

しかも醸造所によって味のばらつきが大きいので、「これがセゾンの正解!」というのが言いにくいのも事実。だからこそ、まずは基本の特徴を押さえておくのが、失敗しない近道なんです。

なぜセゾンビールとはの知識が大切なのか

まず結論から言うと、セゾンを知らないままだとクラフトビールの楽しさの半分を逃しているといっても大げさじゃありません。というのも、セゾンビールとは世界中のブルワリーが「お手本」にしている伝説のスタイルだから。

たとえば日本のクラフトビアバーに行くと、必ずと言っていいほどセゾンが置いてあります。ところが知識ゼロで頼むと「あれ?思ってたのと違う…」となりがち。
一方でセゾンの特徴を知っていれば、「今日は爽やかなのが飲みたいな」「食事に合わせたいな」というシーンで迷わず一杯を選べるようになります。

つまり、知っていれば選択肢が広がり、知らなければ素通りしてしまう。それこそがセゾンというビアスタイルの面白いところ。そのため、たった5分の知識でビアライフが何倍も豊かになりますよ。

基本の解説|セゾンビールとは何か?

Saison_beer_characteristics_rada

まずセゾンビールとはひと言で表すなら、「ベルギー農家生まれの、爽やかでスパイシーなエールビール」。ちなみにフランス語で「Saison(セゾン)」は「季節」という意味で、もともとは農作業の合間に喉を潤すための夏のビールでした。

①発祥はベルギー南部のエノー州

そもそもセゾンビールとは、ベルギー南部・ワロン地方のエノー州で生まれたビール。なぜならここはベルギーきっての穀倉地帯で、農家が冬の農閑期に仕込んでおいたビールを、夏の畑仕事中に水代わりに飲んでいたのが起源だから。
さらに当時の労働契約には「1日にビール何リットルを提供する」という条件まで含まれていたという話もあり、まさに「働く人のためのビール」として愛されてきました。

②夏まで保存するための工夫がいっぱい

ところで冷蔵設備のなかった時代、冬に仕込んだビールを夏まで持たせるためには知恵が必要でした。そこで取り入れられたのが、ホップを多めに使うこと、瓶内で二次発酵させること、そしてスパイスを加えること。
つまりこれらの工夫が、現代のセゾンの「フルーティでスパイシーな個性」のルーツになっているんです。

③セゾンビールとは「爽やかさ+複雑さ」が同居する味

では、セゾンビールの味わいをざっくりまとめると、こんな感じです。

  • :黄金色〜オレンジ、銅色(醸造所によりさまざま)
  • 香り:フルーティ+ハーブ+コショウのようなスパイシーさ
  • :ホップの心地よい苦味と、ドライですっきりした後味
  • アルコール度数:4〜8.5%(多くは5〜6%台)
  • 飲み口:ごくごく飲める、シュワッと爽快

要するにセゾンビールとは、「ごくごく飲める爽快感」と「複雑で奥深い香り」が同居する、不思議な魅力を持つビール。一見シンプルなようでいて、実は一杯ごとに発見がある、それがセゾンの正体です。

セゾンビールとはの具体例|おすすめ銘柄とIPAとの違い

seizon-beer

さてここからは、初心者でも手に取りやすいおすすめ銘柄3選と、よく比較されるIPAとの違いを見ていきましょう。

①セゾン・デュポン(ベルギー)|セゾンビールの王様

まずセゾンを語るうえで絶対に外せないのが、「セゾン・デュポン」。なぜならベルギーのデュポン醸造所が手がける、世界中のブルワリーがお手本にする1本だから。ちなみに1759年から続く農場醸造所がルーツで、現在は4代目が伝統を守っています。
そして味わいは、ホップの苦味とフルーティな酸味、ドライな後味のバランスが絶妙。アルコール度数6.5%とややしっかりめですが、それでもするする飲めてしまう恐ろしい1本。

②サン・フーヤン セゾン(ベルギー)|世界一受賞の実力派

次に紹介するのは、2009年のワールド・ビア・アワードで世界最高のセゾンに選ばれた銘柄。実は1873年創業のサン・フーヤン醸造所が造る、フルーティ+コショウのようなスパイシーな香りが魅力。
さらに輝くゴールド色で、ボディはミディアム。だからセゾン初心者にもバランスがよく、ベルギービールの奥深さを感じられる入門編としておすすめです。

③京都醸造「一期一会」(日本)|国産セゾンビールの定番

そして「セゾンってベルギーまで行かないと飲めないの?」と思った方、ご安心を。実は日本にも素晴らしいセゾンを造る醸造所があります。たとえば京都醸造の「一期一会」は、ニュージーランド産ホップを使った華やかな香りが特徴。
しかも穏やかな苦味と柔らかな口当たりで、セゾン初心者の最初の1本としてとてもおすすめできる仕上がり。

セゾンビールとIPAの違いをスッキリ整理

ところでクラフトビール初心者がよく混乱するのが、セゾンとIPAの違い。たしかに両方とも香り高くて個性的なので、似ているように感じますよね。そこで簡単に比較するとこんな感じです。

  • セゾン:酵母由来のスパイシーさ+フルーティさが主役。ドライでごくごく飲める。
  • IPA:ホップ由来の強い苦味&柑橘香が主役。パンチがあって飲みごたえがある。

つまりざっくり言えば、「軽やかで複雑なセゾン」VS「ガツンと香るIPA」。だから気分や食事に合わせて使い分けると、クラフトビールの世界がぐっと広がりますよ。
ちなみにIPAについてもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ → IPAビール初心者ガイド

今日からできる!セゾンビールを最高に楽しむコツ

Wooden_table_with_beer

さてセゾンの魅力がわかったら、あとは実際に味わってみるだけ。実はちょっとした工夫で美味しさが何倍にもなるので、ぜひ試してみてくださいね。

ステップ①:適温は8〜12℃でゆるっと冷やす

まずセゾンはキンキンに冷やしすぎないのがコツ。具体的には冷蔵庫から出して5〜10分置くくらいの8〜12℃がベスト。
なぜなら冷やしすぎると、せっかくのフルーティな香りやスパイシーさが感じにくくなってしまうから。むしろ少しぬるいかな?くらいで香りが開くのがエールビールの特徴ですよ。

ステップ②:大きめのワイングラスに注ぐ

次にセゾンの香りを最大限に楽しむなら、口が広めのグラスがおすすめ。たとえばワイングラスやチューリップ型のグラスを使うと、香りがふわっと立ち上がって一気に華やかさが増します
もちろん缶や瓶から直接飲むのも気軽でいいですが、せっかくなら一度グラスで飲んでみてください。そうするとびっくりするくらい印象が変わります。

ステップ③:食事と一緒に楽しむ

そしてセゾンビールとは「食卓に寄り添うビール」として最高のパートナー。なぜなら爽やかでドライな後味なので、いろんな料理に合うから。たとえば、こんな組み合わせがおすすめです。

  • 唐揚げ・天ぷら:ホップの苦味が油をすっきりリセット
  • サラダ・マリネ:セゾンの酸味とハーブ感がぴったり
  • チーズ・生ハム:スパイシーな香りが旨味を引き立てる
  • 焼き鳥(塩):素材の味を邪魔せず引き立ててくれる

ちなみに、初めて家でセゾン・デュポンを開けたとき、ガーリックシュリンプと合わせてみたら、スパイシーな香りとプリプリのエビの相性が想像以上でびっくり。その結果、「これはあと一杯…」が止まらなくなったのは、いい思い出。
だから家でちょっと特別な気分になりたい夜に、セゾンはまさに魔法のような1本になりますよ。

まとめ:セゾンビールとは奥深い「働く人のビール」

ここまで見てきたように、セゾンビールとはベルギーの農夫たちが夏の畑仕事のために愛飲した「働く人のビール」。だからフルーティでスパイシー、それでいてごくごく飲める爽快感が魅力で、世界中のブルワリーが「お手本」にする伝統のスタイルです。
たしかに名前は地味だけど、知れば知るほど奥が深く、クラフトビールの幅を広げてくれる名脇役。そこでまずは1本、セゾン・デュポンや京都醸造の一期一会から試してみるのがおすすめです。

ところで飲むときのポイントは3つだけ。つまり①8〜12℃でゆるっと冷やす ②大きめのグラスに注ぐ ③食事と一緒に楽しむ。これだけで、セゾンの真価がぐっと感じられるはず。
そう考えると「ごくごく飲める爽快感」と「複雑な香り」、その両方を一杯で味わえるなんて、ちょっと贅沢な体験ですよね。

📖 もっと知りたい方IPAビール初心者ガイドで他のスタイルもチェック
🍺 実際に試したい方セゾン・デュポン公式京都醸造の「一期一会」をぜひ
📮 役に立った方 → SNSでシェアして仲間にも教えてあげてください

では、またの記事でお会いしましょー!
さあ、かんぱーい!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次