僕ビール君ビール
醸造所
スペック
味わい
ビアスタイル
レビュー
ローソンに寄ったとき、なんとなく手に取ったクラフトビールがあります。
大きくジャンプしているカエル。商品名は「僕ビール君ビール」。……なんか、気になりませんか?笑
飲んでみたら、これがすごく好みで。味はもちろん、缶の名前も、缶の裏に書いてある言葉も、キャラクターも——全部ひっくるめて「好きだな」ってなったビール。ゆるっと紹介させてください
ちなみに、僕ビール君ビールは個人的に特別で大好きなビールですー
「僕ビール君ビール」って、なんかおかしくないですか(いい意味で)
まずこの名前、ちょっと変じゃないですか。「僕の」でも「君の」でもなく、「僕ビール」と「君ビール」。ビールが「僕」であり「君」でもある、みたいな。なんとも不思議なネーミングです。
もともとは「僕ビール、君ビール。」と句読点つきだったのが、2020年のリニューアルで今のスタイルに変わりました。変えた理由がまたおもしろくて、「SNSでつぶやきやすくするため」なんだそうです。句読点があると検索やハッシュタグで使いにくい——そういう細かいところまで考えてる。
名前の意味としては「僕にとってのビール、君にとってのビール」というニュアンスで、飲む人それぞれが自分らしく楽しんでほしいという想いが込められているんだと思います。これ、あとで缶の裏のコピーを読むとさらにじんわりするんですが……それは後ほど。
まず、かえるくんがかわいすぎる問題

味の話をする前に、どうしてもこれを言わせてください。缶のかえるくんが、とにかくかわいい。
山吹色の缶に大きくジャンプしているカエルのキャラクター
——シンプルな絵なのに、なぜかものすごく愛嬌がある。
公式によると「マイペースで少し個性的な、身近にいる友人のような存在」というコンセプトで作られたキャラクターだそうです。確かにそういう雰囲気がある。なんか近所にいそうな感じ。
そして缶によってポーズが変わるのも楽しくて、限定シリーズの「よりみち」「満天クライマー」「裏庭インベーダー」などではかえるくんの表情や場面も変わります。
ローソンの「からあげクン」とのLINEスタンプコラボまで実現しているくらい、ファンに愛されているキャラクター。ビールを買ったつもりが、気づいたら缶を集めたくなっている沼がそこにあります笑。
缶の裏のコピーが、これまたいいんです
このビール、飲む前に缶の裏をちょっと読んでほしいんです。こんな文章が書いてあります。

さあ、なにして過ごそうか。
行き先決めずに、心のままに。
僕には僕の、君には君の、
いいエンディングが ここからはじまる。
……ビールの缶にこれを書く?すごくないですか。「今夜の予定、どうしようかな」ってなんとなく缶を手に取った瞬間に、ぐっと気分が上がる言葉。ビールを飲む前から、もうちょっといい夜になる気がしてくる。
実はこのコピー、「平日夜の自分時間をスタートするオプションアイテム」というコンセプトから生まれているんだそうです。仕事終わりに「さて今夜どうしようか」とワクワクする気持ち——そこに寄り添うビールとして作られているから、言葉もちゃんとそういう温度感になっている。名前も、缶のコピーも、世界観が一本筋で通っているのがいい。こういうの、好きです。
で、肝心のお味は?
缶を開けた瞬間
プシュっと開けると、レモンやマスカットのような、軽くてフルーティーな香りがふわっときます。「あ、今日の気分に合う」と直感的に思える香り。ハーブっぽいニュアンスもほんのりあって、爽やかな印象です。
ひと口飲んでみると
色はやや淡い黄色で、口に含むとスッと抜けていく爽やかな苦みがありつつ、後味がキリっとしていてすごく飲みやすい。重くない、くどくない、でもちゃんとビールの深みもある。アルコール度数は4.5%と控えめで、軽快な飲み口です。
少し酸味があるのも特徴で、それが味わいに奥行きをくれています。甘ったるくもなく、でもただ薄いわけでもない。「軽いのに、ちゃんとおいしい」——これが一番正直な感想かな。
「セゾン」って何?という方へ
このビールのスタイルは「セゾン」。聞き慣れない名前かもしれませんが、知らなくて全然OK。ざっくり説明します。
セゾン(Saison)はフランス語で「季節」という意味。もともとはベルギー南部の農家の人たちが、夏の農作業の合間に飲むために冬のうちに仕込んでいたビールです。暑い中での作業の合間のリフレッシュドリンク——そういう背景があるから、爽快感と軽やかさが最大の持ち味になっています。飲み疲れしないのが魅力。
「僕ビール君ビール」は、そのセゾンの「リフレッシュ」という本質を現代風にアレンジして生まれたビールです。缶のコピーにある「自分時間のスタートに」という世界観と、スタイルの由来がぴたっと一致しているんですよね。
どんな日に飲みたいか
このビールが一番似合うのは、「今日はゆっくりしたい」という日だと思います。仕事終わりに「おつかれ自分」と言いながらソファに座る一杯。友だちとのんびりおしゃべりしながら飲む感じ。「特別なことはないけど、なんかいい夜にしたい」という日にも似合います。
料理との相性は、シーフード系やレモンを使った料理が特によく合います。エビのアヒージョ、カルパッチョ、レモンを絞ったチキンソテーなど。重めの料理より、軽めのおつまみや魚介系と合わせると、このビールの軽快さがより際立ちます。あと個人的には、お風呂上がりにちょっと涼みながら飲むのもすごく好き。さっぱり感にぴったりです。
よなよなエールとどう違うの?
同じヤッホーブルーイングといえば「よなよなエール」が有名ですよね。簡単に比べてみます。
よなよなエールはアメリカンペールエールというスタイルで、グレープフルーツや柑橘系の華やかなホップ香と、モルトの甘みとコクがしっかりある「飲み応えのある王道クラフトビール」という印象です。
一方「僕ビール君ビール」はもっとライトでスッキリ。香りはより軽快でフルーティー、味わいも薄くはないけど重さがない。クラフトビールの入門編として、一番すすめやすいのがこっちかなと思っています。ビールをあまり飲まない人にも手渡しやすいです。
気分や料理によって使い分けるのも楽しいですよ。
同じヤッホーブルーイングといえば「よなよなエール」が有名ですよね。
くわしくはよなよなエールのレビュー記事もあわせてどうぞ。
どこで買えるの?
ローソン・成城石井などで購入できます。コンビニで気軽に手に入るのが本当にありがたい。350ml缶でローソン標準価格326円(税込)——クラフトビールの中では手の届きやすい価格帯です。
まとめ買いやギフトにしたいときは、よなよなエール公式の通販サイト「よなよなの里」も便利です。飲み比べセットなどもあるので、ヤッホーブルーイングのビールをいろいろ試してみたい方はチェックしてみてください。
まとめ
「僕ビール君ビール」は、味も、缶も、名前も、コピーも——全部ひっくるめて好きになれるビールです。
かえるくんのかわいさに惹かれて手に取って、缶の裏のコピーを読んでじんわりして、飲んでみたら軽くておいしくてまた飲みたくなる。そういう一杯です。こんな人にとくにすすめたい。
- ・クラフトビールに興味はあるけど、どれから飲めばいいか迷ってる
- ・ビールが重くなってきたけど、お酒は楽しみたい
- ・ビールが苦手な友人と一緒に飲みたい
- ・今夜をちょっとだけいい夜にしたい
難しく考えなくていい。ローソンに寄ったとき、かえるくんが目に入ったら手に取ってみてください。「行き先決めずに、心のままに」——そういう夜に、ぴったりな一杯です。
では、またの記事でお会いしましょー!さあ、かんぱーい!
